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「論」ってなんだろ… [その他のアカデミックな考察]

某ブログによると、最近、「論」って言葉を使うのが流行っているようだ。でも、そもそも「論」って何なんだろ。ちょっと考えてみた。
とりあえず、大辞泉によると、
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1 物事の筋道を述べること。また、その述べたもの。意見。
2 意見をたたかわすこと。議論。論議。
3 インドの仏教学者が著した教義の綱要書。論書。また、教義の注釈などをした文献。論蔵。
4 漢文の文体の一。自分の意見を述べる文。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
だそうだ。
そうすると、自分たちがサイトやブログ上で使ってる論は、[1]の定義が当てはまるだろう。でも、それってホントに論なのだろうか。
たとえば、「CD論」ってので、「私は~のCDが好きだ。~サイコー!!ホントに癒されます☆」ってのは、本当に「論」なのだろうか。
ぶっちゃけ、難しい。
意見って意味だと、確かにそうかもしれない。でも、それってある程度筋道とかがいるはずだと思う。
まぁ、「私は~のCDが好きである。それは、私が~のCDによって癒されるからである。したがって、私は~のCDが好きで、私はそれを聞いてサイコーと思うのである」ってのは論かもしれない。
でも、個人的には、「論」って付ければ何でもいいってわけじゃないと思う。なんか、もっとアカデミックなものだと思ってる。
たとえば、「ゲーム論」で、好きなゲームについていろいろ語ったって、それは単なる「考え」「なんか述べたもの」のはず。アカデミックな「ゲーム論」ってのは、東京大学大学院・情報学環の馬場章助教授がやってるようなものだろう。
そこで、自分がブログ上で、迷惑メールを例に挙げながら断片を言ってる「サイバースペース(偽装)恋愛論」はどうなのか?
自分としては、ある種の自「論」として述べるつもりだし、そのために他に述べるべき内容も考えてるし、サイバースペースなどの概念の見解説明も行うつもりだ。
つまり、概要、概念、例証、比較、分類をきちんとするつもりだから、論だと思ってる。
次回くらいに、「風俗広告論」を書こうと思ってたけど、それはやめた。「論」とは思ってないから。「風俗広告について思うコト」にするつもり。
なかなか、「論」ってのは難しいものである。

ところで、「論」に対して「学」ってのはなんだろ。「学」だとアカデミックなのは確かだけど、「論」もある種のアカデミック。
自分は、とりあえず「学」はまとまりを持ったものだと思ってる。
でも、「情報検索論」の授業は、情報検索に対する学問をやる、はずの授業である。(T君ファンも見ているので、あまりオーバーに言い過ぎないでおこう(笑))で、情報検索の学問なんだから、「情報検索学」じゃないのか。
あと、たとえば、西垣通氏の提唱している「基礎情報学」は「基礎情報論」ではないのか。
多分、「学」「論」って「≒」何だと思う。それしかしょうがない。自分はなんとなく分けているけど…。
まあ、このあたりは、まだ勉強不足だから、いつかもう一回述べるかもしれない。

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最近ネタはあるけど、やる気がおきなくてすいません...
とりあえず、次回とその次のネタはあります。


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