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【サイバースペース論・その2】出会い [その他のアカデミックな考察]

※今回は一般論ばかりになってます。その理由は、この先数回読んでいけば分かると思います。

えーと、「サイバースペース」≒「電脳社会」で、自分がその中のネットワーク社会に興味があるってことを前回書いたが、今回はそこにおける出会いとその特徴について、簡単に書いていくことにしよう。

例えば、「ソーシャルネットワーキングサービス」について考えてみる。
自分は「ソーシャルネットワーキングサービス」は一つの(小さな)社会であると思っている。
その社会の中で、いろいろな人と巡り会い、意見を交わしあい、自分を高めたり、広めたりができる。

ある種の「出会い系」である。
いわゆる「出会い系」と言われているものとは異なった次元で存在する「出会い系」だ。

さて、「出会い」とは何なのであろうか。
ここで、『広辞苑』における「出会い」の定義を見てみることにしよう。
1.であうこと。めぐりあうこと。(以下略)
2.知り合い。交際。(文例略)
3.男女の密会
4.(略)
5.(略)

つまり、当たり前のことであるが、「出会」うことをそもそも男女の「出会い」に限定する必要はない。
1や2の定義を見れば明らかになるだろう。

では、この「電脳社会」における「出会い」とはそもそも何なのであろうか。
実体のない人に会うことは、リアルの世界で会うよりメリットはホントに存在するのかということがある。

サイバースペースでは、リアルスペースよりは「気軽」に話しかけたりすることができるかもしれない。
「いつでも切られる可能性がある」という何らかの恐怖心を逆にメリットに変えることによって。

しかし、簡単に「切る」ということは社会としては恐ろしいことである。
このことによって、信用性のみに頼る社会になり、ネットオークションで詐欺されることによって売買契約の点で問題が起こることや、サイバースペース恋愛の急な終了などの問題などがある。
この辺りは後に深く議論する必要があると思われるので、ここではこれ以上は言及しない。

さて、こう考えると、デメリットがメリットを優先してしまう。
だが、仮に「切ら」れるということがあったとしても、それまでの期間にその相手に与えられる情報などはリアルスペースよりも多様性がある可能性が高いと自分は思っている。
現実社会より、距離的にも広い人間と出会えるため、その文化などにおける人間行動の特徴を知ることができたり、また、自分と異なった立場の人間に出会える可能性も高いので、その立場における思考なども得ることができるかもしれない。
これも後に深く述べることにする。

今回は一般論になってしまったが、次回は人間関係に関して、サイバースペースとリアルスペースの相関性という点で述べていきたい。

参考:
『広辞苑 第五版』岩波書店

*注意*
この原稿はかなり暫定的なもので、また、断片的なものです。


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